物理で「エモい」とは何事だ

こんにちは。Bush Qlover副会長の佐々木です。今回は学期中にあった小話をしていきます。

 

私は高校のとき、μ粒子という宇宙線の速度と寿命を観測から割り出すという課題研究をしていました。当時は相対論などつゆ知らず。何も分からないままにマニュアルにしたがって観測と解析を行っていました。(決して大した成果ではありません。)

 

ここで話は今学期に戻ります。「特殊相対論」についての授業に興味をもって履修したのですが、μ粒子の運動について語られる機会がありました。実験の記憶はおぼろげだったものの、「μ粒子は相対論的効果で寿命が延びる」とはそういうことだったのかと納得・感動しました。その正体が「ローレンツ収縮」です。粒子にとっての1秒が観測者にとって引き延ばされて見えるのです。(難しい式がありますが見かけの時間が延びることだけ分かればいいです。)明らかに高校までで習っていた物理では意味の分からないことだったのがとてもすっきりとしました。今学期の授業全体で一番の「エモい」ポイントでした。もっと分かりたい人もいるでしょうが、詳しい導出はここでするべきではないので割愛します。(興味のある人は「特殊相対論」で検索をかけるといいです。)

 

 

まあ、ここまで自分の感動を伝えてもナンカコレジャナイなので、おまけにもう一つ似たような話を。QuizKnockの動画俺たちは大喜利のために学問をしいるで、須貝さんが使っていた本と全く同じものが私の購入した「相対性理論」の教科書でした。身近な「アッ」という機会でした。

 

今回はここまでです。では、また。